見慣れた道のり、見慣れた山。
場所は札幌国際スキー場。
私はシーズン最後のスノーボードにやってきました。
今シーズンは合計15回は滑った気がします。ゲレンデに向かうたびに「また来れた」という感覚があって、毎回なのに毎回新鮮で、それが不思議でなりません。
北海道といえどこの時期は少しずつ暖かくなるので、ギリギリふわふわのパウダースノーが残っているレベル。それでも、踏みしめるたびに足元から伝わってくるあの柔らかさは、最高の気持ちよさです。
土曜の朝9時前に、誰よりも先に山頂に立っている。
でも別に、週末だから来られたわけじゃありません。平日でも、いつでも、好きなときにここに来られる。それが今の私の日常です。
昔は「自由な生活」という言葉が、どこか他人事に聞こえていました。インフルエンサーが言う決まり文句みたいで、自分には関係ない話だと思っていました。でも今、その「他人事」の中に自分がいます。
いつの間に、こうなったんだろう。
気づけばこんな自由な生活が送れるようになるなんて、18歳の自分には想像もできなかった。
あの頃の私は、普通の道を歩もうとしていました。高校を卒業したらどこかに就職して、毎朝決まった時間に起きて、満員電車に揺られて、定時まで働いて、残業して、また帰って寝る。そういう未来しか頭にありませんでした。それが「普通」だと思っていたからです。
株と暗号通貨に出会ったのは、18歳の終わりごろでした。
きっかけは大したことじゃありません。暇つぶしに見ていたYouTubeで、ビットコインのチャートが映っていました。数字が動いていました。グラフが波打っていました。
そのとき、「あ、これ今上がってきてるじゃないか」という、ただそれだけの気づきがあった。
次の日も見てみると、また少し上がっていました。
「もしかして、このタイミングで買っていたら儲かってたんじゃないか?」
そう思ったら止まらなくなりました。その「気がした」が、私をテクニカル分析の世界に引きずり込みました。
気づけば1日15時間近くチャートを眺める日々になっていました。
本当に使える時間を全て使いました。
でも、負けた。
何度も負けた。
ポジションを持った瞬間に相場が逆行し、含み損がじわじわと膨れ上がっていく。損切りしたくない、でも膨らんでいく、どこかで戻るかもしれない、でも戻らない、という地獄のループ。
資金がロスカットされた日もあった。
「俺は才能がないのかもしれない」
「もうやめようかな」
何度もそう思った。本当に何度も。
「今日はニュースが悪かった」
「タイミングが少しズレただけだ」
「もう少しで当たっていた」
「次は絶対うまくいく」
毎回、自分が納得いくような都合の良い言い訳を探していた。だから何も変わらなかった。
今でも信じられないくらい、シンプルなことに気づくまでに何年もかかった。
1000時間以上チャートを見て、何百万円と溶かして、それでも負け続けた本当の理由。
それは、ずっと「逆張り」をし続けていたからだ。
たったそれだけのことだった。
逆張りとは、下がっている相場に「そろそろ上がるだろう」と買い向かうこと。上がっている相場に「そろそろ落ちるだろう」と売り向かうこと。「天井と底を狙う」戦略のことだ。
相場は、一度トレンドが生まれると止まらない。「もう上がりすぎだろう」と感じた値段から、そのまま倍になっていくことがある。「もう下がりすぎだろう」と感じた値段から、そのままさらに半分になっていくことがある。
人間の「そろそろ止まるはずだ」という感覚を、相場は何度でも平然と裏切る。
逆張りは、相場の流れに「逆らう」行為だ。川の流れに向かって泳ぎ続けるようなものだ。
転機は、劇的なものじゃなかった。
ある日ぼんやりと自分のトレード履歴を見返していた。勝ちトレードと負けトレードを並べて、何が違うのかを眺めていた。
気づいたことがあった。
勝っているトレードは、ほとんど全部、チャートの流れに乗っていた。負けているトレードは、ほとんど全部、流れに逆らっていた。
数字が証明していた。
順張り。
トレンドに乗る。上がっているものは、上がり続けようとする力がある。下がっているものは、下がり続けようとする力がある。その力に、逆らわずに乗るだけでいい。川を逆流するんじゃなくて、川の流れに身を委ねればいい。
こんなに単純なことだったのか、と思った。
勝率が上がった。含み損を抱える時間が減った。ポジションを持った後に、追い風が吹くようになった。
相場の流れに逆らっていた頃の重さと、流れに乗り始めた頃の軽さは、全く別物だった。
そして今、この手紙を読んでくれているあなたには、今回のプロジェクトのなかでクジラボックスというインジケータを無料で使用していただきます。
クジラボックスは本当に優秀なインジケータなので、早く使ってみてほしいと思っています。せっかくなので、このインジケータがなぜ機能するのかという設計の話を少しだけさせてください。
クジラボックスの設計思想
このインジケータを作るにあたって、私が一番こだわったのは「トレンドを追う」という一点だけだ。つまり、順張りに特化した設計になっている。
チャートを見ていると、人間はどうしても「ここが天井だ」「ここが底だ」と感じてしまう。だからこそ逆張りのサインを出すインジケータは、心理的に使いやすく感じる。でも前述した通り、それが罠だ。
クジラボックスは違う。
相場にトレンドが生まれたことを確認してからサインを出す。方向感がなく迷っている局面ではサインを出さない。明確にどちらかの力が強くなったときにだけ、乗るべきポイントを示す。
だから勝率が高い。
天底を完璧に当てるという神業は必要ない。トレンドが生まれた後にただ乗るだけでいい。完璧なエントリーを狙わなくても、トレンドの途中から乗るだけで十分な利益が取れる。
クジラボックスの強み
インジケータには、シンプルな強みがある。使う人間が変わっても、同じように利益が狙えるという点だ。
感情も、経験値も、才能も、関係ない。サインが出たら乗る。それだけだ。初心者でもベテランでも、同じ判断基準でエントリーできる。
しかもクジラボックスは、難しいことを自分で考える必要すらない。
チャート上にサインが点灯する。そのサインの通りに動くだけでいい。
「どこで入ればいいかわからない」「今がエントリータイミングなのか迷う」という、トレード初心者が最もつまずく部分を、インジケータが全部肩代わりしてくれる。
自分はただ、点灯したサインを真似するだけでいい。
考える手間が減れば、感情が入り込む余地も減る。感情が入り込む余地が減れば、余計な判断ミスも減る。シンプルであることが、そのままトレードの精度につながる。
クジラボックスは、私が何年もの失敗と向き合ってやっとたどり着いた「トレンドに乗る」という思想を、そのまま形にしたものだ。エントリーした瞬間に相場が動き、含み益が乗っていく感覚——それはまるで大口投資家(クジラ)のような感覚に近いだろう。
難しいことは何もない。サインが出たら乗る。天底を当てなくていい。相場を予測しなくていい。ただ、トレンドに乗ればいい。
あなたのトレードが、少しでも楽に、少しでも勝率高く変わるきっかけになれば、これほど嬉しいことはない。